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2007年03月18日(日) 00時00分

米ドラマ「プリズン・ブレイク」、中国のTVで英語教材に朝日新聞

 3月16日、中国・山東省のテレビ局が米人気ドラマ「プリズン・ブレイク」を英語教材として放送。写真は同ドラマに出演しているウェントワース・ミラー(右)とドミニク・パーセル。昨年10月撮影(2007年 ロイター/Eric Gaillard)

 [北京 16日 ロイター] 中国・山東省のテレビ局が、米人気ドラマ「プリズン・ブレイク」の一部を、子供向けチャンネルで「英語の学習教材」として放送した。16日付の北京青年報が報じた。

 同紙によると、刑務所からの脱獄などを描いた「プリズン・ブレイク」は、他の犯罪絡みの内容を扱った番組と同様、中国国内では放送が禁止されている。

 ただ、一方でシーズン1の違法コピーDVDが1枚10ドル(約1160円)以下で公然と売られるなど、国内での「プリズン・ブレイク」人気は高いという現状がある。

 同テレビ局の担当者は、子供向けチャンネルで放送している「映画を見て英語を学ぶ」番組の一部として「プリズン・ブレイク」の抜粋を放映したとしている。

 同担当者は「番組ではいくつかのシーンを流し、司会者がそこで使われた英語の意味や実生活での応用表現などを解説しました」と述べた。

 ただ放映数日後には関係当局から注意を受けたことも明らかにし、知的所有権をめぐる懸念もあったため放送は取り止めたとしている。

http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703180006.html