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2007年03月18日(日) 00時00分

〈TV端会議〉アップダウンしてタイム・ショック!?朝日新聞

 印象に残っているクイズ番組の司会者には、次の2人に多くの意見が集まりました。

 「私がまだ幼い頃に放送されていた『クイズタイムショック』の田宮二郎さん。ドラマ『白い巨塔』などで見せる俳優のイメージと違って和やかな表情もあり、意外性が好きでした。『タイム・ショック!』というかけ声が格好良かった」(新潟市・須貝恵理子・38歳)

 「『アップダウンクイズ』の小池清さんは歯切れの良いスピーディーな進行。アシスタントの佐々木美絵さんは声や表情が魅力でした。予選を勝ち抜いて番組に出演しましたが、打ち合わせで2人と出演者の面談があり、感激したのを覚えています」(岡山県・サユリスト・61歳男性)

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 長寿番組の現役司会者も負けてはいません。

 「あの手この手でヒントを聞き出そうとする解答者に対し、直接答えにつながらないように、しかし、的確なヒントを与える『世界ふしぎ発見!』の草野仁さん。野々村真さんの見当違いの答えにまじめな顔で突っ込んだり、わざと聞き流したりするのも魅力」(三重県・サッチー・59歳女性)

 「『アタック25』の児玉清さんは、難問をクリアした解答者に『お見事!』とほめる。知的でさっそうとした司会ぶりが新鮮」(東京都・椿姫・70歳女性)

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 “迷司会”ぶりが印象的だった人も。

 「久米宏さんは『ぴったしカンカン』で、やる気があるかわからないときもあり、人をくっていたというか。進行が嫌みでなく面白く、好きでした」(京都市・AよりK・39歳女性)

 「熱血!平成教育学院」からは「ユースケ・サンタマリアさんが解答説明のとき、必死に説明しているけど伝わらないもどかしさがいい」(秋田県・アキコ・39歳女性)との声も。

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 この人にクイズ番組の司会を、という候補には。

 「小倉智昭さんの毒舌とふしぎな間と自分びいきなのにシャイな所。どう進行するのか見ものです」(静岡県・山梨淑子・68歳)。そのほか、「個性的なキャラがぴったりだと思うので大泉洋さん」(水戸市・くり最中・15歳女性)、「海外の話題や俳優の勉強になる気もするのでデーブ・スペクターさん」(北海道・シンプル・28歳女性)らの名前があがりました。

◆記者もひとこと

 大橋巨泉は「世界まるごとHOWマッチ」で石坂浩二を「へいちゃん」と呼び、関口宏は「クイズ100人に聞きました」でひじをつくポーズを披露。どちらもなれなれしさというか、堅苦しくない感じが印象に残っています。出演者を盛り上げる司会者も多くいますが、少ないのは司会者と解答者の熱い勝負が見られる番組ではないでしょうか。「クイズ$ミリオネア」でのみのもんたは、両者の駆け引きをクローズアップさせる構図にマッチしています。

http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200703160156.html