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2007年03月18日(日) 21時48分

温室ガス削減、具体策で対立 G8環境相会合が閉幕朝日新聞

 主要8カ国(G8)の環境相会合が15〜17日の3日間、ドイツ東部ポツダムで開かれた。温室効果ガスの排出量の多い中国やインド、ブラジルなど新興5カ国も参加。先進国と途上国が温暖化対策で協力を進めることで合意した。

 会合では、今月大幅な排出削減を決めた欧州側が自然エネルギーの利用拡大などを強調、新たな枠組み作りを主導する意欲を示した。これに対し、中国などは経済発展のため「開発の権利」を主張した。

 また米国は、途上国などが求める、先進国からの環境関連技術の移転方法や資金支援のあり方について反対意見を表明。日本の若林環境相は「削減時期やプロセス、各国の責任を一度に議論すべきではない」などと発言。各国とも温暖化対策が緊急課題との認識は共有したものの、削減方法など具体論での対立が目立った。

http://www.asahi.com/international/update/0318/010.html