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2007年03月17日(土) 20時17分

中国が追加利上げ 7カ月ぶり、景気の再過熱警戒朝日新聞

 中国人民銀行(中央銀行)は17日、金融機関の貸し出しと預金の基準金利をいずれも0.27%引き上げ、18日から実施すると発表した。利上げは昨年8月以来、7カ月ぶり。投資、貸し出しの伸びが依然高く、物価にも上昇の兆しがあるため、景気の再過熱を予防する措置とみられる。

 人民銀行は声明で「(利上げは)貸し出しと投資の合理的な増加と物価水準の基本的安定に有利」と説明した。人民銀行は今年に入って既に、金融機関が中銀に預け入れる預金準備率を2回引き上げた。今回の利上げと合わせて、過熱防止に強いメッセージを発した形だ。(時事)

http://www.asahi.com/business/update/0317/017.html