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2007年03月17日(土) 00時00分

千葉銀不正見抜けず 頭取陳謝朝日新聞

 元行員4人が計約1億7千万円を着服していた問題で、千葉銀行は16日夕、千葉市中央区の本店で、緊急記者会見を開き、竹山正頭取が「お客様や株主の皆様におわび申し上げます」と陳謝した。元行員4人とも監査の前に着服分を穴埋めしていたため、見抜けなかった、と釈明した。

 会見では、竹山頭取は自ら経営責任を取り、報酬を3カ月間、30%カットする処分とすることを発表。ほか幹部16人も報酬を3カ月間、30%カット〜1カ月間、10%カットの処分をするという。

 再発防止については、全支店を対象に、これまで年2回だった監査に加え、年4回の定期検査をすると説明した。

 この日付で関東財務局長から業務改善命令を受けており、同行は4月16日までに、法令順守の充実・強化に向けた改善計画を同財務局に提出する。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703170002