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2007年03月17日(土) 00時00分

卒業記念の祝い箸、研究林の間伐材で 京大総長が考案朝日新聞

 京都大は、26日に卒業する学部生約3千人への記念品に、研究林のスギ間伐材で作った祝い箸(ばし)を贈る。従来の落雁(らくがん)(干菓子)に代え、尾池和夫総長(地震学)が発案した。

祝い箸を持つ尾池和夫・京都大総長

 「京都大学」の焼き印入りで長さ50センチ。耐震建築に間伐材を再利用する研究からヒントを得た。割り箸の案も出たが「捨てて焼かれると炭酸ガスを出す」とやめた。

 伐採から約半年かけて作り、経費は約230万円。尾池総長は願う。「箸にも棒にもかからないではなく、世界の橋渡しをするような人物になってほしい」

http://www.asahi.com/culture/news_culture/OSK200703170049.html