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2007年03月16日(金) 17時01分

【夕刊フジ特選寄席】立川志らく変わるため演り続ける夕刊フジ

 「多方面からものを見ることができるようになる」と、芝居の効用を説くのが立川志らく(43)だ。昨年12月の芝居「あ・うん」の演出・主演で大成功をおさめた。

 芝居の終わった今年1月からは落語モード。この3月も3日、9日と独演会があったばかり。先日は中国・大連でも落語会をやってきた。

 「16日の夕刊フジの寄席のころが自分の落語のピークかもしれない」

 20年近く続けてきたが、最近の落語会では、「私の落語を初めて見た人は、異質な感じがするようだ」と語る。

 それが「志らく落語」といわれる高座でのスピーディーで笑えるギャグ満載の落語だ。

 「芝居をやることで、落語が変わる。これだ、と思ったことをやり続ける」のだという。芝居と落語のバランスも6回、7回とやってきて自分で分かるようになった。

 年に2回の芝居がうまくアクセントになっている。「それがあるから落語に飽きずに、やっていける」

 「5年、10年先を見てるわけではない。70歳になっているときに、自分がどこのポジションにいるか」だという。その時点で理想のポジションがどこなのかを考える。それまで志らくは「好きなことをやり続ける」。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070316-00000005-ykf-ent