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2007年03月15日(木) 17時15分

シャープの洗濯機、発火事故15件 家屋全焼も朝日新聞

 シャープは15日、同社製の洗濯機で計15件の発火事故があり、さいたま市で02年2月に家屋全焼につながったケースもあることを公表した。対象機種は約20万台で、同社は02年4月からリコールを実施しているが、点検率は27%にとどまるという。8件はリコール後の発火事故だった。また、うち1件については修理後に発火した。

 対象は98年から99年までに製造した全自動洗濯機で、運転中の振動でモーターのリード線が断線して火花が発生、防音用緩衝材に着火し、プラスチック製の部品に延焼したという。いずれの発火事故でもけが人はなかった。同社は、設計ミスとみている。

 また、同社は15日、別の二槽式洗濯機(約30万台)でも4件の火災が発生したことを明らかにした。

http://www.asahi.com/life/update/0315/004.html