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2007年03月15日(木) 00時00分

若手芸術家が授業 武蔵村山第三小朝日新聞

 東京都武蔵村山市の市立第三小学校(中藤1丁目)で14日、4年生約80人が若手アーティストから授業を受けた。画家の池平徹兵さん(28)=東大和市=とミュージシャンのgO(ゴー)さん。「目に見えている線ではなく、感じている線を描いてみよう」と助言された児童たちは、体育館いっぱいに広げられた模造紙に思い思いの線を描いていた。

 4年生の担任の小野田吉克教諭が池平さんと高校の同級生で、「子どもたちに本物の芸術に触れさせたい」と授業を打診。快諾した池平さんが、共に活動しているgOさんを伴って訪問した。児童たちは間近で見る作品や生演奏に興奮しきり。

 実習では、3学級にそれぞれ3メートル×10メートルの模造紙を用意し、一人ひとりの児童が黒のフェルトペンで自由に線を描いた。池平さんは「僕にはフェルトペンの声が聞こえる。インクがなくなるまで、命がつきるまでにどんな線を描いてくれるか楽しみにしているよ」と指導。児童たちは紙の上を勢いよく移動しながら線を引く子もいれば、一カ所にとどまって丹念に模様を描き込む子も。それぞれの個性を線で表現していた。

http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000703150001