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2007年03月15日(木) 23時30分

米Microsoft、Game for Windows LIVEを5月8日よりスタート「Halo 2 for Windows Vista」を同日発売、6月には「Shadowrun」をリリースimpress Watch

 米Microsoftは、現地時間の3月14日、2006年のE3から公約として掲げていたXbox 360とWindows Vistaの相互接続サービスを実現する「Game for Windows - LIVE」の提供を5月8日より米国で開始すると発表した。これに合わせ、Microsoft初のクロスプラットフォームタイトルとなる「Halo 2 for Windows Vista」を同日リリースする。対応OSはWindows Vistaのみで、価格は49.99ドル。

 「Game for Windows - LIVE」は、すでに提供されているWindows Media CenterやWindows Media Playerを用いた接続サービスとは異なり、Xbox LIVEで展開しているマッチングサービスやコミュニティサービスをWindows Vista上で実現するためのWindows Vista専用のコンポーネントとなる。Windows Vista版「Xbox LIVE」という表現がわかりやすいだろうか。

 ビジネスモデルは、Xbox LIVEと同様の形態を採用し、ベーシックなサービスが受けられるSilver Membershipは無料とし、クロスプラットフォームゲームプレイを含む付加機能が付いたGold Membershipは年額49.95ドルとしている。Xbox 360の会員は、追加登録は不要で、Gold Membershipなら自動的に「Game for Windows - LIVE」でもGoldのサービスが受けられる。

 具体的にはSilver Membershipは、ゲーマータグ、ゲーマープロファイル、ゲーマースコア、ボイスチャット、テキストチャット、フレンドリスト機能といったXbox LIVEの基本機能が受けられることに加えて、PC対PCに限定されたサーバーブラウザによりマッチングサービスが受けられる。

 Gold Membershipは、Silver Membershipのすべての機能に加えて、クロスプラットフォームゲームプレイを実現し、フレンドリストからのマッチングサービス、オートマッチング用のランキングシステム「TrueSkill」などの追加サービスが受けられる。

 「Halo 2」で言い換えると、シングルプレイのみなら「Game for Windows - LIVE」の加入は不要だが、PC同士の対戦を行なうためにはSilver Membershipが必要で、さらにXboxユーザーやフレンドとマッチングするためにはGold Membershipが必要となる。つまり、クロスプラットフォームゲームプレイは、プラットフォームにかかわらず一律有料のサービスとなる。

 なお、「Halo 2」以降のクロスプラットフォーム対応タイトルは、6月にXbox 360とWindows Vista向けに同時開発が進められているFPS「Shadowrun」がリリースされ、その後、2007年内にカジュアルゲーム第1弾として「UNO」のリリースが予定されている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070315-00000031-imp-sci