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2007年03月15日(木) 08時53分

電磁調理器、要注意 おろし金過熱・空だき7時間機種も朝日新聞

 火を使わない調理器として普及しつつある卓上型電磁調理器について、愛知県県民生活部が商品テストした結果、空だき状態が約7時間継続する機種や本来「鍋以外の小物」と検知されて加熱されないはずの金属製おろし金が500度まで過熱する機種があった。

 県がテストしたのは、市価7980〜1万1800円の比較的安い6機種。いずれも、表示や性能は法令を満たしていた。しかし、ステンレス鍋を空だきする試験では、3機種は5分以内に停止したが、残りの3機種はその後も出力を自動制御して一定の温度を保つ機能が作動。うち2機種は2時間後、1機種は7時間後まで空だき状態が続き、いずれも切り忘れ防止機能で停止した。6機種とも空だきすると鍋底が400〜600度となり赤熱した。

 また、包丁や計量スプーン、お玉など金属製小物を載せてスイッチを入れる試験をしたところ、多くは小物発熱防止機能が働いて約1分後に停止したが、ステンレス製大根おろしで試験した1機種では、通常どおり加熱され表面温度が500度に達した。

http://www.asahi.com/life/update/0315/002.html