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2007年03月14日(水) 00時00分

カード情報274万件 ジャックスは有効期限も 東京新聞

 大日本印刷(東京)にダイレクトメール作成などを委託した企業四十三社所有の個人情報約八百六十三万件が流出した問題で、カード会社の持つ個人情報が流出全体の三割以上に上り、多くにクレジットカード番号が含まれていることが分かった。カード各社は希望する顧客に対し、カードを無料で再発行し、番号を切り替えている。

 大日本印刷などの発表をまとめると、少なくともカード六社の持つ個人の氏名、住所など約二百七十四万七千件が大日本印刷から流出。この四分の三に当たる約74%でカード番号も漏れた。

 カード番号に加えてカード有効期限があれば、インターネット通販の決済に使えることが多い。実際に不正利用されたジャックス(東京)は、ダイレクトメールの作成重複を避けるため、大日本印刷に有効期限などの情報も提供しており、これが流出し悪用された。

 今のところ、ジャックス以外の五社の流出情報に有効期限は含まれていない見込み。

 約百十九万件の個人情報が流出したUFJニコス(東京)の広報部は「有効期限の情報流出はなく、不正使用も確認されていないが、不安を感じる顧客には無料でカード再発行に応じる」と話した。

 カード各社は十三日から特設フリーダイヤルなどで対応している。各社の番号は次の通り。

 UFJニコス=0120(112)485▽NTTファイナンス=0120(030)740▽ディーシーカード=0120(563)170▽オーエムシーカード=0120(117)693▽ジャックス=0120(222)512▽JCB=0120(074)260


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070314/eve_____sya_____001.shtml