記事登録
2007年03月14日(水) 17時43分

鳥居越しにモナリザ さいたま・氷川神社参道で話題に朝日新聞

 参拝者の多さでは全国有数の大宮氷川神社(さいたま市)の参道で、鳥居越しに見つめる美女の瞳が、ちょっとした話題になっている。鳥居の中に現れる二つの目、実は、レオナルド・ダビンチのモナリザ。「並木の景観にそぐわない」「ミスマッチで面白い」といった声が一部の市民からあがっている。

参道の鳥居越しに見えるモナリザ=13日、さいたま市大宮区で

 同市大宮区の「氷川参道」と呼ばれる並木道を、神社側から玄関口の「一の鳥居」に戻るように歩くと、ビルの外壁に描かれたモナリザが鳥居越しに見える。05年9月、美容院向け商品などを扱う商社がビルを新築した際に描かれた。横9.4メートル、高さ3.6メートル。「永遠の美」の象徴として掲げたという。

 同社は「計画当初、参道側から見たときの景観は考えていなかった」と恐縮しきりで、「住民の方からの苦情が多くなれば、はがすことも検討したい」と話しているが、神社側は「壁の絵は私的なもの。特に問題にはしません」。

http://www.asahi.com/life/update/0314/008.html