起訴状によると、大日本印刷に情報処理担当として派遣されていた横山容疑者は、02年4月から同6月までの間、同社内のパソコンから信販会社ジャックスの会員情報をコピーしたMOディスク1枚(250円相当)を盗んだとされる。
横山容疑者は警視庁の調べに対し、「データ処理の練習を自宅のパソコンでするため」などとして、約863万人の顧客情報を持ち出したことは認めていた。
しかし、持ち出した顧客情報のほとんどは横山容疑者が所有するフロッピーディスクなどだった。同支部は、現行の刑法では電子データである顧客情報は「財物」には当たらないことから、大日本印刷の備品であるMOディスクを盗んだことを立件対象とした。
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY200703130353.html