記事登録
2007年03月14日(水) 02時32分

阪急電鉄、小売り事業を本体から分離──阪神系と統合も視野日経新聞

 阪急阪神ホールディングスは傘下の阪急電鉄のリテール(小売り)事業を電鉄本体から分離する方針を固めた。来春をめどに駅構内や沿線のテナントを運営管理する阪急電鉄の全額出資子会社に事業譲渡する。阪神電気鉄道が展開する同様の事業との統合も検討。両沿線の商業開発を効率化して阪急阪神の統合効果を高める。

 事業の譲渡先は阪急リテールズ(大阪市)。現在は書店「ブックファースト」やコンビニなど電鉄が展開する10業態・約100店の運営管理を受託しているが、電鉄本体で手がけてきた企画開発などの主要業務を移管して独立性を高める。新卒や中途採用も原則、リテールズに一本化して人材育成を強化する。



http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/38885.html