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2007年03月13日(火) 00時00分

規模より質を追及…富士重工業・森郁夫社長ZAKZAK

 「世界シェアはわずか1%だが、個性的な会社として規模より質を追求する」と語る富士重工業の森郁夫社長(59、写真)。自動車業界では「世紀の合併」と誕生時に言われたダイムラークライスラーの経営にほころびが見え始めている今、「われわれのような小さいメーカーにもチャンスがある」と独自性に磨きを掛ける考えだ。

 ただ、スバル独自の魅力を広くアピールするには、技術偏重の企業体質を改めることが課題。市場の変化への対応が不十分だったため「収益力の低下を招いた」と反省しているからだ。社長就任後初の中期経営計画もまとまり、「お客さま満足を中心に動く会社」への脱皮が始動する。

ZAKZAK 2007/03/13

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031318.html