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2007年03月13日(火) 00時00分

木津川市が発足朝日新聞

  「府南部の中核に」

   木津・加茂・山城3町合併、人口6万6490人

 旧木津、加茂、山城3町の合併による木津川市が12日発足した。人口6万6490人(12日現在)で、府内で15番目の市となる。市役所本庁(旧木津町役場)や加茂、山城両支所(旧両町役場)で開庁式があり、職員らは緊張した面持ちで新市の初日を迎えた。午後には暫定選挙管理委員会が発足。市長選、市議選の日程を4月15日告示、22日投開票とすることを決めた。

 本庁玄関前で開庁式があり、職員や地元の住民約60人が参加。市長職務執行者の藤原秀夫・旧山城町長や河井規子・旧木津町長、難波久士・旧加茂町長らが真新しい木津川市役所の看板の除幕やテープカットなどをした。

 両支所でも参与が訓示を代読したり、支所の看板を除幕したりした。

 開庁式前に本庁会議室であった参与、部長級職員への辞令交付で、藤原市長職務執行者が訓示。「魅力ある町づくりを進めることが木津川市としての一体感の醸成につながる。府南部の中核的な自治体をつくり上げるとの気概を持ち、初心に立ち戻って業務に携わって欲しい」と呼びかけた。

 新市の業務は午前8時半から始まった。原付きバイクの登録申請代行で同市州見台1丁目のバイク販売業、山本長次さん(73)が本庁の税務課に来庁、「1番」のナンバープレートを取得した。申請書類に書いた新市名について「相楽郡はみんな木津川にかかっているのでよい名前だと思う。市になって何事もうまく進んでくれれば」と期待を込めた。

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000703130002