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2007年03月13日(火) 00時00分

里見浩太朗が耳を手術、水戸黄門撮影中断朝日新聞

 俳優里見浩太朗(70)が12日、左耳の鼓膜修復手術のため2月20日から1週間、都内の病院に入院していたことを明かした。4月9日スタートの時代劇「水戸黄門 第37部」の制作発表に出席し、「全身麻酔をして手術しました。俳優業でこんなに長期入院したのは初めて」と話した。

 原因は、虫だった。昨年8月、ゴルフのラウンド中に、左耳に虫が侵入した。すぐに取れたと思っていたが、「中で腐っていて、耳が炎症を起こしてしまった」。抗生物質の投与では完治せず、逆に鼓膜に穴があいた。自分の声が曇って聞こえる状態に悪化したため、「水戸黄門」の撮影を中断して、手術に踏み切った。

 退院後、3日に新曲をレコーディングするなど仕事には完全復帰している。入院中の血液検査で「医者に驚かれるほど、すべてが正常だった。ここ3日間はゴルフざんまいだよ」と高笑いするまで回復した。

 入院中、自分が助さん役だったころの再放送を連日見た。故東野英治郎さん(享年86)が演じた当時の初代黄門に刺激を受けたそうで「なんて素晴らしい演技をするオヤジだと思った」と、気持ちを新たにしていた。

http://www.asahi.com/culture/news_entertainment/NIK200703130007.html