この日、楽天の井上智治オーナー代行が「廃止する流れだと理解してもらっていい」と話すなど、複数の関係者が廃止の見込みを語った。
これまで、12球団は希望入団枠を存続させることでまとまっていた。しかし先週、西武が入団を前提にアマチュア2選手へ計1300万円近い不正な金銭供与をしていたことが判明。プロ、アマチュア両球界から、現行のドラフト制度が不正の温床だ、との非難が噴出した。これらを受け、制度のあり方を再検討した。
今後、プロとアマの協議会が16日に開かれ、21日にプロが代表者会議を開く。阪神の野崎勝義取締役は「アマの意見は参考にさせていただきます」と話した。そのアマ側は、社会人の日本野球連盟、全日本大学野球連盟、日本高校野球連盟のいずれも希望入団枠廃止でまとまっている。