不二家、安全な生産体制が整ったとして洋菓子の製造を再開（フジTV）
ずさんな品質管理が問題となり、衛生管理体制の整備を進めてきた不二家は、安全な生産体制が整ったとして、13日から洋菓子の製造を再開した。期限切れ牛乳の使用などで生産停止に追いこまれてから2カ月、一連の問題の発端となった埼玉工場で、洋菓子の製造再開に踏み切った不二家は、販売再開に向けて、大きな一歩を踏み出した。
埼玉工場では、1月11日に操業を停止して以降、「山崎製パン」から支援を受けた衛生管理手法「AIB」を導入した。
これにともない、設備の改善は1,100カ所、異物の混入などを防ぐためのすき間の穴埋めはおよそ1万カ所にのぼったという。
坂本俊彦埼玉工場長は「やっとここまで来たかなという感じです」と話した。
3月23日に洋菓子、27日には、一般菓子の販売再開を見込む不二家だが、大手流通は、菓子販売再開に依然慎重な姿勢を見せており、いったん失った消費者の「安心」を取り戻すにはまだ時間がかかるものとみられる。
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2007/03/13 14:07