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2007年03月13日(火) 20時14分

首相、松岡農水相の続投を表明 野党側は証人喚問要求へ朝日新聞

 参院予算委員会は13日午後、安倍首相も出席して「農業・食の安全など」の集中審議が行われた。松岡農林水産相の光熱水費問題をめぐる論議が焦点となっていたが、松岡氏はこれまで通り、具体的な説明を拒んだ。野党側は松岡氏の証人喚問を要求するなど、追及を続ける方針だ。

 首相は、松岡氏について「政策分野については相当の見識がある。今後とも職責を果たすことによって国民の信頼を得る努力をしてもらいたい」と述べ、辞任させる考えのないことを強調した。小川勝也氏(民主)の質問に答えた。

 松岡氏は、光熱水費の内容について「法で定められている以上の答えは、法の運用やあり方にからんでくる」と語り、具体的な説明を拒んだ。その上で「各党各会派で(新たな)公表の基準が決まれば、それに応じて対応したい」と繰り返した。

 一方、共産党の紙智子氏は「極めて不誠実な答弁だ」として松岡氏の証人喚問を求めた。社民党の福島党首も12日の参院予算委員会で要求。民主、社民、国民新3党は13日朝の幹事長会談で、改めてそろって喚問要求する方針を確認した。

http://www.asahi.com/politics/update/0313/017.html