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2007年03月13日(火) 20時52分

瀬古、宗、中山、“戦う精神”を披露 マラソン研修会朝日新聞

 日本陸連が主催する男子長距離・マラソン研修会が13日、東京都内で開かれ、80年代に火花を散らした瀬古利彦、宗茂、中山竹通の3氏らがそれぞれの“戦う精神”を披露。日本記録保持者の高岡寿成(カネボウ)らが熱心に耳を傾けた。

 ライバルの存在について瀬古氏は「宗兄弟を目標にやってきた。中山君にははってでも出てこいと言われたが、それくらい生きのいいやつが出てこないと」。宗茂氏は「延岡が雨でも、伊藤国光のいる山口や瀬古のいる東京は晴れていると思って練習を休まなかった」と闘争心むき出しだった当時を振り返った。

 また、最近の男子の停滞ぶりについて、中山氏は「今の選手は見ない、聞かない、考えない。練習はできていないし、すぐ故障する」「福岡だ、東京だと言ってないで、ボストンや海外のマラソンに挑戦した方がいい」など相変わらずの切れ味だった。

http://www.asahi.com/sports/update/0313/153.html