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2007年03月13日(火) 14時04分

大卒就職内定率87.7%、3年連続上昇朝日新聞

 今春卒業予定の大学生の就職内定率(2月1日現在)は前年同期比1.9ポイント増の87.7%となり、3年連続で前年同期を上回ったことが13日、厚生労働省と文部科学省のまとめで分かった。

 高校生の内定率(1月末現在)も同2.8ポイント増の88.1%で4年連続の上昇。1月1日が選考開始日の中学生は内定率こそ26.8%だったが、出足から求人数が急増しており、求人倍率が1月末現在では98年以来の1倍台となる1.11倍と、若年層の雇用環境の改善ぶりを裏付けた。

 大学生は、男子学生が前年同期比1.2ポイント増の88・5%、女子学生が同2.8ポイント増の86.8%。文理別では理系の伸びが著しく、同3.7ポイント増の91.2%に達した。

 高校生は、求職者数が前年同期比1.4%増の19万2000人だったが、求人数は同14.6%増の32万5000人と大幅に増え、求人倍率は同0.20ポイント増の1.70倍だった。だが、都道府県ごとの格差は大きく、東京(6.52倍)、愛知(3・09倍)など大都市は高水準だったが、最も低かった高知(0.50倍)など15道県で1倍を下回った。

http://www.asahi.com/life/update/0313/004.html