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2007年03月12日(月) 19時00分

親プーチンの2党が伸長 ロシア統一地方選朝日新聞

 ロシアで11日、州や地方など14の連邦構成主体(自治体)で議会選が行われ、プーチン大統領の与党「統一ロシア」が各地で勝利した。昨年10月に結成され、やはり大統領支持の政党「公正なロシア」も各地で順調に得票を伸ばした。今回の選挙では、野党の立候補届が選管に受理されない事態も各地で相次いだ。

 全有権者の約3分の1が対象となった今回の地方選を、各党は今年12月の下院選の前哨戦と位置づけて戦った。統一ロシア代表のグリズロフ下院議長は12日、今回の地方選全体で同党45%、野党の共産党16%、公正なロシア15%、極右で親政権の自民党が11%をそれぞれ得票するとの見通しを語った。下院選でもこの4党で議席を分け合うとの観測が強まっている。民主派の右派連合は今回、4地方で各1議席獲得にとどまる見込み。

 一方、政府系ロシア新聞によると、今回の選挙では野党の「ヤブロコ」が主な支持基盤のサンクトペテルブルクなど6カ所で、右派連合は4カ所で、立候補届が受理されなかった。選管は書類の不備などを理由としているが、野党側は選挙参加の機会を不当に奪われたと反発している。

http://www.asahi.com/international/update/0312/017.html