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2007年03月12日(月) 13時24分

日朝作業部会「6者後できるだけ早く」 中国・武次官朝日新聞

 中国の武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官は11日、訪中している浅野勝人外務副大臣に対し、日朝国交正常化に向けた6者協議の作業部会について「19日の6者協議の全体会議が終わった後、できるだけ早く開けるように日朝双方で努力することを期待する」と述べた。浅野氏が記者団に明らかにした。

 日朝の作業部会は7、8日にハノイで初会合があったが、具体的な成果がなく、次回の日程も決められなかった。浅野氏によると、武次官は「できるだけ早く実現することが望ましいので、6者協議の議長として自分も側面支援をしたい」としたうえで「2回目以降は問題は中身。双方で問題の解決に向かってねばり強く交渉を重ね、国交正常化が実現することを期待している」と述べた。

 また武次官は、6者協議で設置が決まった五つの作業部会のうち、すでに初会合を終えた日朝、米朝以外の「経済・エネルギー協力」「北東アジアの平和と安全のメカニズム」の2部会については、北京で19日までに終えるよう議長国の韓国、ロシアに要請していると述べた。中国が議長を務める朝鮮半島の非核化作業部会は17、18の両日に北京で開くことで各国に打診しているとも明らかにした。

http://www.asahi.com/international/update/0312/013.html