日朝の作業部会は7、8日にハノイで初会合があったが、具体的な成果がなく、次回の日程も決められなかった。浅野氏によると、武次官は「できるだけ早く実現することが望ましいので、6者協議の議長として自分も側面支援をしたい」としたうえで「2回目以降は問題は中身。双方で問題の解決に向かってねばり強く交渉を重ね、国交正常化が実現することを期待している」と述べた。
また武次官は、6者協議で設置が決まった五つの作業部会のうち、すでに初会合を終えた日朝、米朝以外の「経済・エネルギー協力」「北東アジアの平和と安全のメカニズム」の2部会については、北京で19日までに終えるよう議長国の韓国、ロシアに要請していると述べた。中国が議長を務める朝鮮半島の非核化作業部会は17、18の両日に北京で開くことで各国に打診しているとも明らかにした。