記事登録
2007年03月12日(月) 00時00分

都島の現金輸送車襲撃、被告に無期──大阪地裁判決「極めて危険、凶悪」(3月12日)日経新聞

 大阪市都島区で2001年、現金輸送車が襲撃され現金500万円が強奪された事件で、強盗殺人未遂罪などに問われた無職、中村泰被告(76)の判決公判が12日、大阪地裁であった。西田真基裁判長は「極めて危険、凶悪な犯行で、他人の生命を軽んずる態度は更生を期待するのが困難」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 西田裁判長は判決理由で、現場で発見された薬きょうが中村被告の拳銃から発射されたものと一致するとの鑑定結果や、犯行前から現場を下見していたことを示すメモなどを踏まえ「犯人であることに疑いはない」と断定。「現場にはいなかった。昔の仲間の犯行だ」とする中村被告側の無罪主張を退けた。

 その上で過去に警察官を射殺し服役したにもかかわらず、出所後も武装組織結成を計画し大量の拳銃などを購入したことに言及。「暴力で独善的思想を実現しようとする性格は反社会性が強く、反省もしていない」と指弾した。

 判決によると、中村被告は01年10月、都島区の三井住友銀行都島支店(当時)の駐車場で、現金輸送車の警備員に発砲。左足に重傷を負わせ、現金500万円が入ったジュラルミンケースを強奪した。また、東京都内の貸金庫に拳銃10丁や実弾約1000発を隠し持っていた。



http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/38853.html