記事登録
2007年03月12日(月) 00時00分

府職員出前レク 人気朝日新聞

  通算1000件突破

   子育て支援・毒キノコの判別…何でもOK

 遺伝子組み換え食品から毒キノコの見分け方まで、何でもご注文に応じます——。府民と行政との交流を図る「府職員出前語らい・専門職員派遣」制度への申し込みが年々増加し、通算1000件を超えた。06年度は既に平均1日1回以上出前していたことになり、府は07年度も記録更新をめざす。

 府民参画の取り組みの一環として、この制度がスタートしたのは03年4月。住民団体や学校、職場サークルなどの地域活動に役立つ講師役として、府職員が直接出向いてレクチャー。疑問や質問にも答える無料サポートシステムだ。

 初年度は164件だったが、04年度173件、05年度269件で、06年度は2月末に394件となり、トータルで1千件に達した。

 申し込みのテーマ別では、子育て支援や高齢者の転倒予防、食品衛生など「健康・福祉関連」が全体の約4割を占める。次いで地球温暖化対策、ビオトープなど「環境関連」▽治山、有害鳥獣対策など「農林水産関連」▽鴨川の治水、河川改修事業など「土木関連」の順となっている。

 大学のゼミ研究や小・中学校の総合学習での利用も多い。「野菜のことをもっと知ろう」という食育授業には、農業改良普及センターの職員を派遣。後に学校から「子どもたちが給食の野菜を残さず食べるようになりました」と礼状が届いた。

 担当の府広報課は「年々申し込みが増えておりうれしい。07年度はもっと活用してもらえるようにPRしたい」と話す。問い合わせ・申し込みは同課(075・414・4078)へ。

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000703120003