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2007年03月12日(月) 19時58分

修復1万カ所、一新の埼玉工場を公開 不二家朝日新聞

 消費期限切れ原材料を使って洋生菓子をつくっていた不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)が12日、報道機関に初めて公開された。2カ月間の操業停止中も約310人の従業員らが通常通り出勤し、機械を磨き、壁や床のひび割れなど約1万カ所を修復したという。設備改修などの工事は、全体で計3億円程度かかる見込みとされる。

操業再開を前に公開された不二家埼玉工場の洋菓子製造ライン

 すでにミルキーなど流通菓子の製造は本格稼働。問題があったシュークリームなどの洋生菓子も13日に仮操業を始め、23日には店頭に並ぶよう目指す。泉佐野工場(大阪府泉佐野市)も13日に大阪府の検査を受け、問題なければ14日から操業を再開する。

 桜井康文社長は12日、厚生労働省と農林水産省を訪ね、生産再開を報告。「改善計画の実施、従業員教育などを1カ月かけてやってきた。今後も社員一丸となり、信頼回復を目指します」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY200703120394.html