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2007年03月12日(月) 00時00分

NY市民の怒り爆発…101歳と85歳女性襲った強盗ZAKZAK

 ニューヨークで今月初め、101歳と85歳の女性が同一人物とみられる男に殴打され、それぞれ三十数ドル(約4000円)を奪われる強盗事件があった。犯行の様子を収めた防犯カメラの映像がテレビで公開され、約1000件の「怒りの電話」が市民から市警に殺到した。米主要メディアが11日伝えた。

 事態を重視したケリー市警本部長は「犯人逮捕に全力を挙げている」との声明を発表。11日には有力情報の提供者に1000ドルの懸賞金を申し出る団体も現れ、卑劣な犯行に市民の怒りが高まっている。

 事件は4日、被害者が住む別々のアパート内で発生。歩行器を使って通路を移動する2人に対し、男は介助するふりをして安心させた上でいきなり殴り、金品を強奪した。

 101歳のローズ・モラットさんは、ほお骨を骨折、85歳の女性も負傷し結婚指輪を奪われたが、モラットさんは「若いころならあの男を捕まえてやったのに」と気丈にコメントした。(共同)

ZAKZAK 2007/03/12

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031229.html