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2007年03月12日(月) 00時00分

日航機長、操縦席で女性客室乗務員と「不適切な行為」ZAKZAK

 昨年12月、ロンドン・ヒースロー空港から関西空港に向かっていた日航のボーイング777機で、男性機長(45)が女性の客室乗務員(28)を操縦室の機長席に短時間座らせ、記念に写真撮影をしていたことが12日、分かった。

 日航は2月末に内部調査で把握。「不適切な行為」として国土交通省に経過を報告し、2人に口頭で厳重注意した上で乗務から外した。日航広報部は「社員の軽率な行為で申し訳なく、深く反省している。再発防止を図りたい」としている。

 日航によると、777機は12月3日夜(現地時間)、乗客乗員190人を乗せ、ヒースロー空港を離陸。約6時間後にシベリア上空を飛行中、操縦室に飲み物を運んできた客室乗務員を機長席に座らせ、機長がデジタルカメラで2枚撮影した。

 客室乗務員は内部調査に「座ったのは1分以内だと思う」と話している。撮影の際に操縦かんに手を添えたが、自動操縦中で安全性に影響はなかったという。

 操縦室に居合わせた副操縦士(34)は「良くないと思ったが止められなかった」と話しているといい、日航は副操縦士も厳重注意した。

ZAKZAK 2007/03/12

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031203.html