記事登録
2007年03月11日(日) 00時00分

小金井のごみ受け入れ 住民説明会で批判続出読売新聞

西多摩衛生組合

 「二枚橋ごみ処理場」が3月末で閉鎖されることに伴い、小金井市が多摩地区の自治体や一部事務組合に4月以降のごみ処理の広域支援を要請した問題で、青梅市、福生市、羽村市、瑞穂町で作る「西多摩衛生組合」(管理者=並木心・羽村市長)は10日、羽村市羽の同組合環境センターで住民説明会を開いた。

 説明会は、同組合が小金井市の要請受け入れを固めたことを受けて開かれた。同市からも大久保伸親助役が訪れ、向こう10年間、1年あたり1万トンの搬入を要請したことや、10年後には新焼却施設を完工させたいとの目標を説明したが、約100人の参加者からは「無策だ」「あまりに悠長だ」などの批判が上がった。

 また、「(助役ではなく)なぜ市長が直接来ないのか」と問いただす声もあり、同組合の職員が「糾弾集会ではない」と取りなす場面もあった。

 組合側は「2007年度の受け入れを約167日とする搬入日数制限を設ける」「2年目以降の受け入れについて、ごみ処理場建設進ちょく状況を確認して判断する」と理解を求めたが、住民は一様に不満をあらわにしていた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news003.htm