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2007年03月11日(日) 00時00分

戦争犠牲者墜落死のB29乗員に献花読売新聞

東京大空襲62年つくばみらい「平和の碑」

「平和の碑」に献花する関係者ら(つくばみらい市狸穴で)
 東京大空襲から62年を迎えた10日、空襲で犠牲になった人々や、当時の板橋村(現つくばみらい市狸穴)に墜落し死亡した米軍爆撃機B29の乗組員の霊を慰めようと、墜落現場に建てられた「平和の碑」前で献花式が行われた。

 慰霊碑は、小学2年の時、墜落の様子を目の当たりにし、衝撃を受けた愛知県立大名誉教授、草間秀三郎さん(70)が「戦争の記録を碑の形で残し、平和の大切さを伝えたい」と私費を投じて建てた。

 献花式には、日ごろ碑の管理をしている地元関係者ら約10人が集まり、白い菊やユリの花を碑に供え、手を合わせた。

 墜落死したB29の副機長らの遺族もメッセージを寄せ、「平和の碑ほど、日米の平和を見事に表しているものはありません」などとつづった文章が紹介された。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news001.htm