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2007年03月11日(日) 00時00分

卒業しても平和訴える・・・1万人署名実行委がシンポ読売新聞

活動内容を振り返るメンバーら
 核兵器廃絶を求めて活動している「高校生1万人署名活動実行委員会」による「未来と希望を語る〜高校生平和シンポジウム」が10日、長崎市の県教育文化会館で開かれた。活動を支えてきた高校3年生メンバーの卒業を機に活動を振り返ろうと企画。以前の卒業生も含む約30人が参加し、平和への思いを新たにした。

 核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)に届けた「高校生平和大使」らがその時の様子や、ポーランドのアウシュビッツ収容所跡などを見学したことを報告。「過去に起きたこと、今起きていることを知って、自分が何をやるべきかを見つけることが出来た」などと述べた。

 この後、現在活動している1、2年生のメンバーが、鉛筆など文房具をフィリピンの子どもたちに直接贈ったことなどを紹介した。

 平和大使としても活動し、活水高を先月卒業した滝川理紗さん(18)は「長崎がものすごく好きになった。これから(進学のため)長崎を出るが、そこでも高校生による平和活動が行われており、活動を支えていきたい」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news001.htm