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2007年03月10日(土) 22時00分

米、イラン・シリアと異例の同席=イラク安定化会議開催−バグダッド時事通信

 【カイロ10日時事】イラクの安定化の方策を探るための関係国による国際会議が10日、イラクの首都バグダッドで開催された。劣悪な状態が続くイラクの治安回復に向け、関係国の協力態勢について話し合われた。会議では、米国が敵対するイランやシリアと同席。米国が「テロ支援国」と呼んでこれまで対話を拒否していた両国と公式の場で共に協議に臨むのは最近では異例で、ブッシュ政権の政策転換として注目された。
 米国はイラン、シリア両国がイラク国内の武装勢力を支援するなど、治安悪化の要因となっていると繰り返し非難しており、会議でもこの問題が最大の議題となったとみられる。米国と両国の間の個別会談が開かれたかどうかは不明だが、米側は事前にその可能性を否定していなかった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000127-jij-int