2007年03月10日(土) 23時02分

イラン革命防衛隊への制裁案に中ロ反発（朝日新聞）

　国連安保理常任理事国とドイツが協議中のイランへの追加制裁決議案をめぐり、欧米の意見を集約して英国が作成したたたき台に、イラン革命防衛隊を名指しした新制裁が盛り込まれていることが９日、分かった。同日の大使級会合ではロシアがこれに反発。中国も一部に強い難色を示したため、安保理全体への決議案提示は来週以降にずれこむ見通しだ。

　７ページのたたき台には、渡航禁止などの制裁対象者リストと別に、革命防衛隊傘下の３団体と司令官ら７人を名指しし、資産凍結などを求める項目が入っている。

　同隊については、イラクへの爆弾密輸などの関与を米国が指摘している。アフマディネジャド大統領の出身母体でもあり、政権への圧力を強める狙いがあると見られる。

http://www.asahi.com/international/update/0310/025.html