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2007年03月10日(土) 07時33分

自民党党紀委員会 10対7のきんさで衛藤晟一氏の復党正式決定フジTV

自民党は9日、党紀委員会を開き、郵政民営化法案に反対して落選した衛藤晟一(せいいち)氏の復党を正式に決定した。
いわゆる「郵政造反組」のうち、落選議員が復党するのはこれが初めてだが、激論の末、最後は採決に持ち込まれる異例の展開となった。
衛藤氏は「本当に大勢のご推薦、力強いご支持をいただきですね、党の幹部にも認めていただき、本当に感謝しています」と述べた。
委員会では、「ほかにも前議員がいるのに一貫性がない」、「安倍総理と近い関係にある衛藤氏の復党を優先することに抵抗感がある」といった反対意見が相次ぎ、2時間近い協議の末、異例の投票による採決の結果、10対7のきんさで衛藤氏の復党が決まった。
自民・中川秀直幹事長は「(きんさでの決定は、安倍政権の運営に影響があるのでは?)いや、それはありませんね。それはそう思っていません」と述べた。
安倍首相は「(首相の個人的な感情を優先したとの不満がくすぶってますが?)そんな不満、くすぶってませんよ。誰かいます、特定の人物? いないですよね、いないんですよ」と述べた。
一方、笹川 尭党紀委員長は「車を買ってしまったんで、免許証が欲しいというのと似ております。(安倍)総裁からも依頼がありましたから、ガレージまでついてしまったのかな」と述べた。
自民党では、衛藤氏の公認手続きを来週早々にも行う予定だが、安倍首相の指示にもかかわらず、党内の不満が表面化した復党劇は、しこりが残るものとみられる。
highlow highlow 2007/03/10 07:33

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