阿久根市議会議員の政務調査費について、領収書を偽造した議員のほかに、「パソコン部品」の名目の領収書でお好み焼きなどの調理に使うホットプレートを購入しているケースがあることが９日、市監査委員の調べでわかった。
監査委員の貴島俊夫さんらによると、０５年度の政務調査費でホットプレートを購入していたのは無所属の西田己之助議員（５６）。０６年１月に出水市の電器店から発行された３万円余りの領収書をもとに裏付けをした結果、分かったという。
西田議員は「ホットプレートは後援会事務所でヒジキなど海産物を加工した特産品づくりを試みる時に使っている」と説明。「事務所費として書けばよかったのだろうが、領収書は１枚しかなく記入しなかった。記載しなかったのはよくなかったかもしれない」と話している。
阿久根市の政務調査費交付条例によると、政務調査費は議員の調査研究に必要な経費の一部として支給。調査研究以外の経費に充てることを禁止している。
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