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2007年03月10日(土) 00時00分

中台の軍事力差「注意払う」キーティング氏朝日新聞

 米太平洋軍の次期司令官に指名されたキーティング北方軍司令官は8日、上院軍事委員会の公聴会で中国と台湾の軍事バランスをめぐり、「中国は攻撃的な兵器の開発に慎重でなければならない」と警告した。キーティング氏は近く同委員会で人事の承認を得て、太平洋軍司令官に正式に就任する見通しだ。

 キーティング氏は同委に提出した準備書面では「中台情勢は安定している」とする一方で、「中台の質的、量的な軍事力の差に特に注意を払っていく」と強調。「防衛に必要な武器の台湾への供給を続ける」との考えも示した。

 一方、北朝鮮をめぐっては「大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発と、(核やミサイルが)潜在的に(他国などに)拡散する危険は、米国と同盟国に深刻な脅威を与えている」と位置づけた。

http://mytown.asahi.com/usa/news.php?k_id=49000000703100002