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2007年03月10日(土) 10時00分

姑息男安倍首相政治団体 記載漏れ日刊ゲンダイ

 やることがなんとも姑息(こそく)だ。安倍首相の事務所がマンションの一室を借りた際の敷金を政治資金報告書に記載せず、今年2月9日に慌てて訂正していたことが発覚した。
 この問題、2月10日発売の週刊誌が「安倍首相の事務所費にも『敷金540万円疑惑』!」と報じたのが発端。それによると、安倍首相の資金管理団体「晋和会」と関連政治団体「東京政経研究会」は04年6月、東京・平河町のマンションの一室に入居した。家賃は月額約45万円、敷金は12カ月分の約540万円と推定されるという。
 政治資金規正法上、敷金が100万円を超えると収支報告書に記載しなければならない。ところがそれら団体の報告書には「無」とチェックされていた。しかもマンションの家主が、安倍首相が衆院議員に当選する前の79〜82年に勤務していた神戸製鋼所の関連会社だったことで“敷金割引疑惑”が浮上した。
 その事実を週刊誌につかまれた安倍首相の事務所は発売前日に敷金の一部約370万円を家主に支出。報告書もこっそり書き換えていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000009-gen-ent