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2007年03月10日(土) 06時30分

地味な(?)プロ野球選手CMが高校生に意外な人気のワケオリコン

 最盛期に比べてスポット量こそ減少したものの、「ポッキー」への人気が根強い。3月度のテレビCM好感度ランキング(高校生総合)でも前月に続きトップにランクインしている。ふとした瞬間に頭の中で繰り返される印象的なフレーズと、つい踊ってみたくなるユニークなダンスが醸し出す“余韻”が、この“長寿”の秘密ではないだろうか( ランキング表はこちら )。

 3位に登場してきたのは、ソフトバンクの「ホワイトプラン」を告知する「野球選手」篇だ。ハリウッドスターを起用したり、ドラマチックなストーリーのものがあったりと、さまざまなタイプのCMをオンエアしている同社。話題となった「予想外」シリーズ以来となる、コミカルな路線を打ちだしてきた。

 しかも、キャスティングは傘下の福岡ソフトバンクホークスの選手たち。当然演技に関しては全くの素人であるわけだが、それが逆に“架空の新加入外国人選手・ホワイト”の“軽さ”と相まって、独特の間を形成している。

 「ソフトバンクホークスの選手が出ていて気になる。内容も面白い」(神奈川県/女性)「ホワイトという外国人とホークスの一流選手のやり取りがなんとも絶妙」(埼玉県/男性)。人気再興を模索中のプロ野球界だが、こういった“顔見せ”も、親しみやすさという点から突破口のひとつとなりそうに思えるのだが…。

 ロッテの人気商品「プラスX」「ガーナチョコレート」が上昇した背景には、女性層からの得票が絡んでいる。「プラスX」については、出演者がKAT-TUNということを考えても、女性が注目するのは自然な成り行きに思える。
 しかし、「ガーナ」はバレンタインデー直前(調査時期)という要素を加味しても、男性タレント不在のCMに注目が集まったことは非常に興味深い。長澤まさみという女優の幅広い人気度を改めて知らせる結果だといえるだろう。「赤って結構強くてきつい色というイメージがあったけれど、長澤まさみちゃんと森迫永依ちゃんのかわいさで優しい感じの雰囲気だった」(東京都/女性)。彼女の“旬”はまだまだ続きそうだ。

  これまでのテレビCM、CMタイアップ曲 好感度ランキング一覧 はこちらへ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000028-oric-ent