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2007年03月09日(金) 22時23分

ダイエーとイオン、丸紅が資本・業務提携を正式発表読売新聞

 大手スーパーのダイエー、イオンと大手商社丸紅は9日、資本・業務提携したと正式に発表した。

 ダイエー筆頭株主の丸紅が保有するダイエー株のうち15%をイオンに売却、イオンは丸紅に次ぐ第2位株主となる。

 両スーパーの提携により、連結売上高の合算で6兆円を超える国内最大の巨大流通連合が誕生することになる。ダイエーの再建は今後、3社が協力して進める。

 ダイエーは5月にイオンから取締役2人、監査役1人を受け入れ、イオンと丸紅は互いに100億円相当の株式を持ち合う。ダイエーが保有するマルエツ株20%もイオンに売却し、イオンはマルエツの第2位株主になる。

 イオンによるダイエー株、マルエツ株の取得金額は計約620億円。業務面では、商品の共同仕入れや共同開発でコスト削減を進め、将来はイオンが設立する仕入れ会社を共同で活用する方向だ。

 ダイエーの西見徹社長は記者会見で「再生スピードを加速し、強いダイエーの復活を目指す」と提携の効果を強調した。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070309i113.htm