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2007年03月09日(金) 00時00分

丸山弁護士ヤル気? 都知事選意欲、テレビ番組で激白ZAKZAK

「選挙だけが人生でない」とも

 「3月に入った段階で『このままでいいのか』という気持ちがわいた。候補者が立候補に至る態度や、政党の対応に疑問を持った。『政党の支持は受けない。オレは無党派』といいながら、『支援よろしく』というのは立候補者の態度としてまともなのか。ふざけてるんじゃないか。考えなきゃいかん。都知事選を勉強しよう、と思ったのがきっかけ」

 8日夕に代理人を通じて都選管事務所から立候補届け出書類を受け取った丸山氏は9日朝、テレビ朝日系報道番組「スーパーモーニング」に電話出演し、こう心境を語った。

 都知事選は、3選をめざす石原氏(自民党支援)と民主党・社民党が支援する浅野氏の一騎打ちムード。ほかに共産党推薦の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)が立候補を表明している。

 丸山氏は“2強”について「浅野さんは『(私が出る)必然性はない』と言っていたのに、1週間後に『必然性が変わってきた』と言っている。そんなことはありえない。失望した。僕は石原さんのファンで、8年間はよくやられたと思うが、もう十分。石原さんはいろいろブチ上げているが、これから4年は『無理をして』という感じがする。東京マラソンが花道」と切り捨てた。丸山氏は1989年の参院選に出馬、落選した経験はあるが「政治は素人」(丸山氏)。この発言に、日テレ系バラエティー番組「行列のできる法律相談所」で共演する橋下徹弁護士(37)に「無責任では」と突っ込まれると「政治の専門家がすればいい世の中になるのは違う」と反論。

 出馬会見など今後の日程については、「白紙の状況で書類をもらった。いろんな人の意見は聞くが、決断は自分の独断。これからひたむきに考えたい」と語るとともに、橋下弁護士から「すでに収録した『行列スペシャル』が飛んじゃいますよ」といわれると、「すいませんね」と述べて出馬に含みをもたせた。

 ただ、「“男丸山”は最後まで貫きたいが、選挙だけが人生でない。いまは誰も私を応援してくれる人はいない」などと、慎重な姿勢も。いずれにせよ、しばらくは話題を独占することになりそうだ。

ZAKZAK 2007/03/09

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007030901.html