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2007年03月09日(金) 19時30分

妻に懲役15年判決 千葉のインスリン殺人未遂事件朝日新聞

 千葉県横芝光町で04年、糖尿病治療用インスリンを夫(55)に注射して殺害しようとしたなどとして、殺人未遂と傷害の罪に問われた東京都台東区西浅草2丁目、無職鈴木詩織被告(34)の判決公判が9日、千葉地裁であった。古田浩裁判長は「傷害事件から半年で殺人未遂事件を起こしており、規範意識は鈍磨している」として、懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 判決によると、鈴木被告は04年4月1日ごろ、知人の大川久美子被告(42)=一審で懲役8年の判決=と共謀し、睡眠薬で眠らせた夫茂さんに、インスリン約3ミリリットルを注射して殺害しようとした。茂さんは低血糖による脳障害で植物状態となっている。

 古田裁判長は「生命に危険性があるインスリンを被害者を眠らせた上で注射しており、計画的かつ冷徹な犯行だ」と指摘した。

http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY200703090217.html