福岡市の松本真二郎さん=当時(41)=一家4人殺害事件で、強盗殺人などの罪に問われた中国人元専門学校生、魏巍被告(27)の控訴審判決公判が8日、福岡高裁で開かれ、浜崎裕裁判長は「動機の悪質性や殺害方法の冷酷性などから判断すると、刑事責任はあまりに重大」と述べ、死刑とした一審判決を支持し、被告側控訴を棄却した。
浜崎裁判長は「まとまった金が欲しいという自己の利益のために犯行に加わることを決意した」とした上で、魏被告が共犯者と毎日会って計画を練り、松本さん宅を下見するなど、重要な準備を行ったと指摘した。
ZAKZAK 2007/03/08