東電データ紛失県内では５万件超（東京新聞）

2007年03月08日(木) 00時00分

　東京電力の各支店で顧客情報が記載されたマイクロフィルムが紛失した問題で、東京電力群馬支店は七日、県内で五万八千四十八件の個人と法人の情報が記載されたフィルム計七十九枚が紛失していたと発表した。全支店で調査していた。

　同支店によると、紛失があったのは前橋、高崎、太田、桐生、伊勢崎、富岡、館林、渋川、みどり、大泉、邑楽、東吾妻、下仁田、甘楽、南牧の十五市町村で、一九九九−二〇〇四年に検針した契約者の一部。同支店では最近八年間分、約十一万枚のフィルムを保管しているが、従業員が使用した際に誤って紛失したとみられる。

　県内十事業所のうち、沼田と長野原を除く八事業所で紛失が見つかった。いずれも廃棄された可能性が高いという。　（石屋法道）

東電データ紛失 県内では５万件超 （東京新聞）