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2007年03月08日(木) 00時00分

甘利経産相が米通商代表と電話会談朝日新聞

 世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が1月に事務レベルで再開したことを受け、甘利経済産業相は7日、シュワブ米通商代表と電話で会談した。今後の交渉の進め方を確認し合ったとみられ、早期妥結に向けた動きが活発化しそうだ。

 米国、欧州連合(EU)、インド、ブラジルの主要4カ国・地域(G4)は3〜5日に閣僚級の集中的な二国間協議を開催。甘利経産相は「G4の枠組みで話が決まってはいけない。4〜6月に大きな動きがある」としていた。松岡農水相も6日、インド商工相、スイス経済相と相次いで電話会談し、農業交渉での連携などを確認し合ったという。

 新ラウンド交渉は昨年7月に中断。今年1月末のダボスでの非公式閣僚会合以降、事務レベルの交渉を再開した。今のところ二国間の協議が中心で、閣僚レベル交渉の本格再開に向けた調整が進められている。

http://mytown.asahi.com/usa/news.php?k_id=49000000703080005