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2007年03月08日(木) 00時00分

日比谷線脱線7年 現場慰霊碑で献花 日比谷線脱線事故の慰霊碑に手を合わせる故山崎智美さんの遺族=8日午前、東京都目黒区で 東京新聞

 乗客五人が死亡した営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の脱線事故から七年の八日、遺族や同社役員が中目黒駅(東京都目黒区)近くの事故現場を訪れ、慰霊碑に献花した。

 事故で亡くなった横浜市の山崎智美さん=当時(29)=の両親は午前十時ごろ献花。母親のフミ子さん(65)は「失敗を絶対に繰り返さないでほしい。(遺族は)いつまでもさみしい」と、静かに語った。

 東京メトロの梅崎寿社長は、事故発生と同じ午前九時一分に黙とうして慰霊碑に献花。「痛ましい事故を二度と起こさないよう、安全確保の徹底に取り組む」と誓った。

 この日は、冬柴鉄三国土交通相も献花した。

 慰霊碑には死亡した南日本新聞社社員槙保代さん=当時(37)=の名前は遺族の意向で記されておらず、合同慰霊の形は取っていない。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070308/eve_____sya_____003.shtml