記事登録
2007年03月08日(木) 00時00分

桜開花予想 記録的な早咲きか 上野公園では、ソメイヨシノのつぼみも少しふくらみ始めていた=7日午後、東京都台東区で 東京新聞

 気象庁は七日、桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。暖冬の影響で花芽の成長が進み、東京や静岡などでは記録的な早咲きとなりそうだ。

 関東各地の予想日は▽東京十八日▽横浜二十一日▽水戸二十三日▽熊谷(埼玉県)二十四日▽宇都宮二十八日▽前橋二十九日▽銚子(千葉県)四月一日。開花から満開まで一週間前後かかる。

 予想通りなら、東京は平年より十日早く、歴代二位タイに。標本木は靖国神社(千代田区)にあり、二〇〇二年には三月十六日、〇四年にも同十八日に開花した。水戸では平年より十二日、横浜と熊谷で同七日早い予想。全国トップの開花予想は静岡の十三日で、平年より十五日早く、歴代一位を二日更新しそう。

 多くの地点で平年より早まる一方、八丈島(東京都)と宮崎、鹿児島では三−五日遅れる予想。

 同庁は「二月の気温が高く、三月も高い可能性が大きいので、全体的に開花が早まる。遅い所は、冬が暖かすぎて休眠打破(寒さで花芽が目覚めること)が遅れた。ほかの所では、休眠打破の遅れがあっても帳消しにするほど、二−三月の高温が効く」とみている。

 今後の気温経過などを加味して、十四日に第二回の予想を発表する。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070308/mng_____sya_____007.shtml