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2007年03月07日(水) 00時00分

「退学」の効果?県立高の授業料滞納が半減朝日新聞

 県立高校の昨年末の授業料の滞納総額が、前年の約半分に減っていることが6日、わかった。県教委は、出席停止や退学を含む徴収策を強化しており、「予想以上の効果。経済的に苦しくても払っている家庭もあり、公平の観点から払って欲しい」としている。

 06年12月時点で3カ月以上授業料を滞納していた生徒は424人で滞納総額は1380万円。05年末には滞納者が722人で総額が約2775万円だった。

 県は今年度から「県立高校授業料徴収事務取扱要綱」を施行。7カ月以上の滞納は最大2カ月間の出席停止にするとした。その上で、出席停止期間を過ぎても払わなかった場合は退学に出来る、などとしている。

 未納者の出席停止や退学などの措置はこれまでもあったが、手順や期間などの詳細は決められておらず、形骸化していたという。

 同課によると、03年度〜04年度に未納生徒が増加。「これ以上増えないようにしたい」と同要綱を策定したという。

 要綱は06年3月、県立高校の保護者会などで、説明されたという。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703070003