記事登録
2007年03月07日(水) 21時01分

破綻前1年で9割集める=配当増、特典で出資あおる−平成電電詐欺・警視庁時事通信

 破綻(はたん)した通信ベンチャー「平成電電」(東京都渋谷区)をめぐる詐欺事件で、投資家から資金を集めていた協力会社が、平成電電が破綻する約1年前から、配当を増加させた上、さまざまな特典を付けるなどして投資意欲をあおり、総額の9割に当たる約440億円を集めていたことが7日、分かった。
 協力会社は投資家からの出資金で平成電電にリースする通信機器を購入するとしていたが、同時期から一部を平成電電に直接回すようになっていた。警視庁捜査2課は平成電電の資金繰りが悪化したため、投資勧誘をエスカレートさせたとみて調べている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070307-00000177-jij-soci